2020年現在日本で働く人々の2~3%は派遣社員と呼ばれる雇用形態で働いています。
もっと多くの人が派遣社員だと思っていたという方もいるでしょう。
それもそのはずで、業種によって派遣社員の比率は大きく違います。
これは2019年のデータですが、事務職の32.4%は派遣社員です。
そして、製造業で働く人は25%が派遣社員なのです。
それに対して販売職は6%であり、業種での派遣雇用の比率が違うのがわかります。
しかし、どのような業種であれども派遣社員からすれば一番辛いのは「派遣切り」です。
派遣社員が切られる前兆としては、工場であれば生産量が落ちた時は特に気を付けましょう。
他にも日本全体の景気が落ちているときはどの職種でも「派遣切り」が行われる危険性があります。
前兆を感じ取った場合はすぐに転職を考えることをおすすめします。
派遣契約を切られた。仕事に行きたくない時はどうすればいい?
自分から次の派遣契約を更新しないと言った場合であれば仕事に行きたくないと思う気持ちも薄いと思います。
しかし、会社側から次の派遣契約を切られた場合、必要ない人材だと言われているのも同然だと感じてしまいます。
必要ないとわかっているのに会社に行くのは誰だって嫌なものです。
特に、周囲がその事実を知っていれば視線が辛く感じます。
契約更新をしないと言われた場合、まず第一に転職先を見つける必要があります。
転職先を探している間、会社に行きたくないと思っていても仕事には行きましょう。
もし有給が余っているのであれば有給は使い切ってしまい、仕事に行っている間は次の仕事への通過点だと割り切ることが大切です。
「どのみち契約は終わるのだから」と肩の力を抜いてリラックスして働くのが望ましいと思います。
ストレスを抱えていては次の仕事に支障が出るかもしれませんから。
派遣契約を切られる原因はなに?どうすれば契約を切られないか
派遣契約を切るというのは会社からすれば簡単なものです。
派遣社員は非正規雇用であるために正社員よりも解雇がしやすいのです。
契約を切られるほうからすれば今まで仕事場で築いてきた人間関係等、様々なものが失われるのですが、会社からすれば関係ないことで、契約を切られる人は大勢います。
契約を切られる原因は契約を切られる側にあることもありますがそうでない場合もあります。
派遣社員のように非正規雇用の人材はそもそも契約を切る前提で雇用していることだってありえます。
もっと言えば、会社の経営が良くない時などに気軽に契約を切ることが出来るから派遣社員を雇用しているのです。
その為どれだけ仕事を頑張っていても、自分自身に原因がなくても契約を切られるものなのです。
契約を切られたからといって、自分は必要ない人間なのだと卑下してはいけません。
次の仕事を探して、新しい仕事をしようと、心を切り替えるのが大切だと思います。

まとめ
派遣社員、アルバイト、パート。
その他にも世の中には数多くの雇用形態があります。
人によっては「派遣社員だなんて」と心無い言葉をいう人もいます。
自分は派遣なのだとコンプレックスを持つ人もいます。
しかし、どのような働き方であっても誰かの役に立っているのは事実なのです。
多くの人が働いてお金をもらい生きるというのは当たり前だと認識しがちです。
だから働き方に優劣をつけてしまいますが、世の中には「働けない」のではなく「働かない」という人もいます。
例えどんな形でも働いて「ストレス社会」とも呼ばれることのある現代を生きていることに価値を見出してください。
そうすれば誰になんと言われようと胸を張って生きることができるはずですから。
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