子離れできない母親、父親は子供が社会人になってから苦労させてしまう

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子離れできない 父親

自分の子供というのは親からすればとても大切な存在です。

愛する人との間に出来た命は誰にとっても宝物で、手放すなんてことは考えることも出来ません。

しかし子供はぬいぐるみや人形とは違い確固たる自我を持っています。

時が経つにつれ必ず成長し、いずれは親の元から巣立ち、自立をします。

そしてその子がまた親となることが生命のサイクルなのです。

一時期はそういった自立が出来ない成人が話題になり、親離れの出来ない人間がいると問題だと言う人もいました。

しかし近年ではその逆に子供を自立させてあげることが出来ない親、所謂「子離れできない親」という問題が浮上しています。

子離れできない親とは子供を大切にする気持ちが強すぎるために起こってしまうのです。

そういった親の元で育つと子供は失敗を体験する機会に恵まれません。

幼少期に一度も失敗をしたことがない子供は社会人になってから初めての失敗を体験してしまいます。

その時社会人であるのに必要以上に取り乱してしまい、職場での立ち位置が悪くなってしまうかもしれません。

我が子が大切であるのならば、将来の事も考えて、しても良い失敗は体験させてあげるようにしましょう。




子離れできない母親にならないために心がけたい事

性別に関係なく子離れが出来ない人というのはいます。

とはいえ多く見られるのが「子離れできない母親」です。

母親からしてみればお腹を痛めて産んだ子供ですから大切に思う気持ちも強いものです。

お腹の中に居た期間は一秒たりとも離れることが無かったのですから当然と言えます。

しかし過保護に接してしまえば子供の将来の為になりません。

子供が学校に行く前に忘れ物をチェックしてあげるということは多くの人が行っていることかもしれません、

それはあくまでも小学校に入学してから少しの期間だけで、しばらくすれば教科書等の持ち物は子供が用意していることが多いのです。

口頭で「〇〇は持った?」と尋ねることは問題にはなりにくいでしょうが、カバンの中をチェックしてしまうと忘れ物が無くなってしまいます。

それは一見良い事に思えるかもしれませんが、いつか忘れ物をしたときにどう対処すればいいのか分からないように成長してしまうのです。




子離れできないのは母親だけでなく、父親にもありえる

子離れできない父親に多く見られる行動は子供を束縛することです。

母親のように身の回りの世話をしすぎるのではなく、門限を厳しくしたり友達付き合い等に口を挟むという行動をとりがちです。

「素行の悪い子供との付き合いはしないほうがいい」という助言は誰でも言う事です。

子離れできない父親の場合は「誰々との付き合いをやめろ」と命令をしてしまいがちです。

父親からすれば子供を守っているだけなのですが、子供からすれば自由な意志を持てないだけなのです。

子供のすることを全て親が決めていると自分で何かを決断することが出来ない人間に成長してしまいます。

そうなってしまうと親が居なくなった後、何もすることが出来なくなるのです。

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まとめ

子供を一時も目を離したくないと思う人は少なくないでしょう。

しかし、子供は大人が思うよりもしっかりと自分で色々と考えているのです。

親が子供のしなければいけないことを全てしてしまうのはただ成長の機会を奪っているだけなのです。

可愛いと思う子供だからこそ、時に厳しく接し、自分で何かを決断させるということが大切です。

自由すぎるのは問題かもしれませんが、全て決めつけてしまうのも問題です。

子供がしっかりと成長できるように、過保護にならないように注意してください。




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