子どものころ母が肉をコップの底でトントンやっているのを見たことがありました。
何をやっているのか分かりませんでしたね。
今思えば、肉たたきがなかったので、コップで代用していたのでしょう。
私もついこの間まで、専用の肉たたきなるものを持っていませんでした。
確かに使ってみると便利ですね。
でも毎日使うものではないし、母のようにコップの底でも代用できるわけです。
そこで、肉たたきが必要なわけを説明するとともに、肉たたきの代用となるものを探してご紹介しましょう。
ステーキの肉たたき何で代用する?
美味しい牛肉をたっぷり食べたい!
でも外に食べに行くと結構高いですよね。
それなら、やっぱり自分でステーキ用の肉を買って来て焼くのが一番!
ステーキを焼くには下ごしらえが重要です。焼く30分ぐらい前には肉を室温に戻しておきましょう。
キッチンペーパーで余分な水分を拭き取ります。
肉が縮まないように肉の片面を格子状に筋切します。
全体を同じ厚さにするために肉たたきで叩きます。
こうすると肉の繊維がほぐれて肉が柔らかくなり、焼きムラも防げるのですね。
肉たたきがない時は、丈夫な調味料のビン底や大きめのマグカップの底、包丁の背、
でも代用できます。
包丁の背を使う場合は細いので、トントン、トントンと何回かに分けて十分に叩きましょう。
肉たたきはミートハンマーとも言いますが、大工仕事用のハンマーでもいいかなと思うかもしれませんね。
でも大工道具のハンマーは力が入る過ぎる欠点がありますよ。
代用すると力の加減が難しいので肉には向きません。
肉たたきやその代用品を使って肉たたきをすると、肉に調味料がしみ込みやすくなり、肉の繊維を柔らかくし、食感も良くなる効果があるのです。
とんかつに肉たたきは必要?代用品はあるの?
ではとんかつならどうでしょうか?
とんかつ用の肉は叩く人と、叩かない人がいるようです。
私はどちらかというと筋切はしますが、叩かないほうですね。
でも肉を均一の厚さにした方が中まで確実に火が通るはずです。
厚いとんかつが食べたければ肉たたきは必要でしょう。
さらに豚肉を柔らく仕上げるには、豚肉の脂身と赤身の間の筋切をして、両面を肉たたきで叩きます。
フォークをまんべんなく刺して味をしみ込みやすくします。
広がった豚肉をもとの大きさぐらいまで戻して、調味料を振りかけて馴染ませます。
その後で衣をつけて油で揚げると柔らかくて美味しいとんかつができます。
肉たたきがなければ、やっぱり瓶底や包丁の背、マグカップで代用できます。
英語圏では主婦の武器はめん棒ということになっていますね。
この麺棒も結構丈夫で肉たたきの代用品になりそうです。
肉にラップをかけて麺棒が肉に直接触れないようにしてから、トントンと叩くのがいいでしょう。
何もなければよく洗った手で叩くという方法もありますね。
必ずしも肉たたきはなくてもお料理はできそうです。
家にあるものであるいは自分の手で代用するのもいいでしょう。
私はフリーマーケットでごく安い肉たたきを見つけたので買いました。
ハンマータイプで、叩く面は凸凹が付いていて、ごく弱い力でも効率良くたたけます。
もしチャンスがあれば、1つ買って引き出しの中に入れておくもいいですよ。
まとめ
肉料理、特にステーキやとんかつを上手に仕上げるには、肉たたきをした方がいいですね。
肉を柔らかくし調味料がしみ込みやすくなるからです。
もし肉たたきがなければ、瓶の底や包丁の背、マグカップなどで代用できます。
麺棒や自分の手を使うこともいいでしょう。
あるものを上手に活かして、肉料理を十分にお楽しみください。
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