私の所属するグループで食事会がありました。
女性たちが交代で食事の支度をしましたが、あるときまとめ買いしたはずのだしの素を切らしてしました。
もうすぐお昼の時間で、後は味噌汁を仕上げるだけ!どうしよう、だしなしの味噌汁なんて?
困り果てた食事当番が、台所の隅に小さい鰹節の残りを見つけました。
昔はこれでだしを取ったものですよね。
なんとか今日をしのがなくては、懸命に小さな鰹節を削って、何とかお味噌汁を作りました。
するとどうでしょう!この日の味噌汁は大好評で、お代わりをする人までありました。
昔ながらの鰹節も捨てたものではありませんね。
だしの素が一般的になっている中で、もとになっただしである鰹節を見直してみましょう。
だしの素がない!代用の味噌汁を作るには!?
だしの素はとても便利ですよね。
味噌汁、煮物でも、うどんやそばのめんつゆでも、さっと入れるだけで、美味しい味に仕上がります。
濾す必要もないし、手も汚れません!
この味に慣れてしまうともう止められませんね。
そしてだしの素は美味しいのでつい多めに入れてしまいがち、気が付けば、だしの素の箱は空っぽ!そんなこともよくありましたね。
みそ汁の具はすでに用意したし、時間も迫っている!
そんな時どうしますか?
いっそのことみそ汁は諦める!?
焦ることはありません!だしの素の代用品はあるのです。
というよりは本来のだしを使えばいいのです。
だしの素は天然の鰹節や昆布、煮干しなどでとるだしの代わりに開発されたのです。
ですから、鰹節や昆布、煮干しがあればみそ汁は作れるわけです。
だしの素がなくても代用には鰹節を!
だしをとるには鰹節が一般的ですね。
ここで鰹節のだしのとり方をおさらいしてみましょう。
4人分の味噌汁を作るのには、まず鰹節を削って30gぐらい用意します。
鍋に水を1000㏄入れて火にかけます。
沸騰したら、削った鰹節を入れてフワッとなったら火を止めます。
2~3分そのままにして鰹節が下に沈んだら、鰹節を濾し取れば800㏄のだし汁の完成です。
削ったばかりの鰹節が最高ですね。
本格的な日本料理店では、今でもそのつど削った鰹節を使っているそうですよ。
でも、鰹節や削り器がない家庭もありますね。
そんな場合には削り節を多めに入れればOKです。
少し香りは落ちますが、美味しいだしが取れます。
鰹節だけではありません。
昆布や煮干しのだしでも美味しいみそ汁は作れます。
煮干しならば、水1000㏄にワタと頭をとった煮干しを30gぐらい入れて浸しておきます。
30分以上浸してから火にかけて沸騰させ5~10分煮出します。
ざるで煮干しを濾せばだし汁は完成です。
昆布ならば鍋に水1000㏄を入れ、15㎝ぐらいの昆布を入れて火にかけます。
沸騰寸前にいったん火を止めて、昆布を取り出します。
長く煮込むと昆布から粘りが出て美味しくなるので注意しましょう。
とても簡単で、誰にでもできるでしょう?
だしの素は手軽で、いつでも使えて美味しいのですが、減塩したい人にとっては、問題もあります。
化学調味料はナトリウムの含有量が多いので、できるだけ避けた方がいいのです。
鰹節や煮干しや昆布ならば、その心配がないので、安心して使えるわけですね。
だしの素の代用としてだけではなく、健康のためには本格的に鰹節のだしを使うのはいいことです。
まとめ
だしの素がなくても、鰹節や昆布、煮干しなどの自然だしが使えます。
鰹節は削りたてを沸騰したお湯に入れて濾せばできます。
昆布や煮干しは水から入れて後で取り出します。
だしの素の代わりに鰹節などの自然だしの味噌汁もなかなか美味しいです。
時には原点に返って、自然だしの味噌汁をお試しくださいね。
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