最後のセーフティーネットと言われる制度でありながら、不正受給やワーキングプアとの兼ね合い、
社会的な課題になっている「生活保護」。
働いていても収入が少なく、生活できないワーキングプアが増えている国内の状況。
生活保護基準以下で生活している家庭も、少なくないと言われています。
今回の話題は、母子家庭の生活保護。
・支給額としてはいくらもらえるのか?
・ずるいと言われるのはなぜか?
・贅沢は許されないのか?
母子家庭の生活保護についてお伝えします。
当事者の人も、これから受給してもらいたいと考えている人も、
気になる人はどうぞご覧ください。
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母子家庭の生活保護はずるい?
母子家庭の生活保護で支給される金額は、一律で決まっているわけではありません。
住んでいる地域(物価が違う)、世帯人数、年齢、障害の有無、持ち家かどうか、小学生の子ども・中学生の子どもがいるか、このような状況によって異なります。
母子家庭のシングルマザーに限らず、生活保護を受けている人たちに対して、「ずるい」と思うのは正義感からなのでしょうか。
それとも不公平さを感じるからでしょうか。
「働かないで生活費をもらえる」
これに対して不公平を感じるのは、自分は苦労しているという自負があるからだと思われます。
同じような境遇の中でも、「自分は努力しているのに!」という気持ちがあるのではないでしょうか。
圧倒的に恵まれている人は、おそらく何とも思わないはずです。
母子家庭が生活保護を受けるためには4つの条件があります。
(1)資産がないこと
(2)働くことができないこと
(3)他の制度を受けても生活が難しいこと
(4)扶養者からの援助を受けられない
生活保護の申請をすると、世帯の資産や収入、仕事、生活状況などが調査されます。
その結果、審査に通らないことがあります。
シングルマザーになる事情はさまざま。
「DV被害に遭って逃げている状態」
「家族とは絶縁状態」など。
決して、すべての受給家庭が楽をしようとしているわけではありません。
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生活保護を受けている母子家庭は贅沢できない?
母子家庭で生活保護を受けると、パートで働くよりも贅沢できることは実際にあるのか?
何をさして「贅沢」とするのは別として、他人から見ると「贅沢」に見えることは多いです。
そのほとんどは、シングルマザーの印象によります。
生活保護で生活しているのに、おしゃれをしているなど。
生活保護の受給が廃止になるケースはある?
ケースワーカーの指示に従わず、ストップされる場合もあるようです。
順番としては、はじめに口頭指示。
次の段階で文書指示。
最終的に、「保護廃止決定通知書」にて廃止の連絡が届く。
ケースワーカーの指示としては、以下のようなものがあるそうです。
生活保護者が働ける能力があるのに、就職活動をしていない場合。
ケースワーカーから、就職活動をするようにと指示される。
このようなシステムになっているので、原則としては、生活保護を受けている立場では「贅沢」はできないはずです。
しかし現状は、さまざま。
原則通りにはなっていないこともあると思われます。
シングルマザーの問題点として、内縁の夫のような男性との関係も否定はできません。
本来は、同棲している相手がいれば生活保護は廃止になります。
不正受給と言われてもおかしくないケースも多いです。
見知らぬ男性からお金を受け取るなど、表には出ない収入を得る人もいますので、決まり通りには片付きません。
まとめ
インターネット社会になってからは、ある一定の人たちに対して、以前よりも厳しい目を向けられるようになりました。
母子家庭で生活保護を必要とする人たちに限らず、うつ病で働けない、引きこもりで働けないなど。
生活保護を打ち切りにされて餓死するケースや、あるいは自ら命を絶ってしまうケースもあり、社会の課題となっています。
生活保護を打ち切られた男性によって、カッターナイフで市職員が切り付けられる事件もありました。
そこで生活保護担当者は、「HOGO NAMENNA」(保護なめんな)ジャンパー。
あの騒ぎが起こったのです。
さらに生活保護との関連ではホームレスや貧困ビジネスなど、出口の見えない現実が多いです。
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