とても小さな体に大きな瞳が特徴のチワワ。
その小ささは世界で公認されている犬種の中でも最も小さい犬種です。
昔、アイフルのCMに出ていたこともあり日本でもチワワは人気のある犬種です。
チワワの人気ぶりは日本での飼育頭数が全犬種中第二位であることからも伺えます。
しかし、チワワには可愛い外見とは裏腹に、凶暴な性格であることが多いと言われています。
凶暴な性格と聞くととても怖く思えますが、無駄吠えが多かったり、噛み癖があったりということです。
小さい身体ですので、噛まれたとしても大型犬と比べれば軽傷で済むかもしれません。
それでも怪我はするものですし、噛まれた場所によっては傷跡が残ってしまいます。
なぜチワワは凶暴な性格をしているのか、それに、どうすれば無駄吠えや噛み癖がなくなるのでしょうか。
チワワが凶暴になる原因について
チワワはそのキュートな外見と、超小型犬と言われることのある身体の小ささから人懐っこい犬種だと思い込んでしまいます。
実際にはその小ささが原因でとても臆病であることが多い犬種です。
勇敢で縄張り意識が強くも、臆病な一面を持っているために結果的に無駄吠えをしてしまうことや、噛み癖がついてしまうのです。
一度「凶暴な性格」になってから矯正するのは難しく、理想としては子犬の頃からしつけをすることです。
凶暴な性格になってしまうのは飼い主さんにも責任があります。
子犬の頃から甘やかされて育てられていたり、スキンシップをとりすぎてしまったりしていると、攻撃的な性格になってしまうことがあります。
過度に甘やかしてしまうと「ねだれば何でも貰える、してくれる」と考えるようになって、飼い主さんにもすぐに唸るようになります。
チワワは性格が悪い犬?
凶暴であるという風説を聞き、チワワは性格が悪い犬なのではないかと考えてしまうかもしれません。
しかし、元から性格が悪いと決めつけるのは早計です。
元の性格を分析しますと、臆病ではあるものの勇敢で縄張り意識が強いということですので、まとめると「我が強い」性格といえます。
チワワの外見であれば多くの人は大人しくて人懐っこい性格を求めることでしょう。
それなのに「我の強い」性格であるチワワを飼育すると「性格が悪い」と感じてしまう事もあるかもしれません。
特に、小さな体に大きな瞳を持つチワワは甘やかしてしまいがちなので、余計にわがままな性格に成長してしまう傾向にあります。
どんな犬にも共通することなのですが、ワガママな性格になるのも、優しい性格になるのも飼い主さんの影響がとても強く出ます。
凶暴な性格や、性格が悪いと言われるチワワも飼い主さんの頑張り次第で温厚な性格になれるはずです。
まとめ
以上の事からチワワは元より警戒心が強く臆病ながらも強気な性格をしていることがわかります。
小型犬であればどうしても臆病になりがちなのですが、最も小さな犬種であるチワワは特に臆病です。
そして臆病な性格は攻撃的な性格になりやすく、それはチワワも例外ではありません。
その為無駄吠えや噛み癖といった問題行動をとってしまう事があります。
しかし、それを仕方のない事だと思って諦めてしまうとますます問題的な行動をとってしまいます。
そうなれば最初はとても可愛かったチワワも可愛いと思えなくなり、怖いと思ってしまうかもしれません。
例え小さくても、噛まれると痛いものですから、怖いと思ってしまうのです。
事態が深刻になる前にドッグトレーナーさんに相談をして、しつけをしましょう。
犬にとっても頼れるリーダーが居ないというのはストレスを感じてしまうので、飼い主さんが頼れる存在になれるよう、努力をしてあげてください。
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