私の父は東北地方の出身で故郷の名産品の一つは高野豆腐でした。
お歳暮の時期にはよく農産物と一緒に高野豆腐が送られて来たものです。
たいていは煮物や鍋物に入れて食べましたが、美味しかったですね。
でも高野豆腐ってちょっと見るとラスクみたいで美味しそうですよね。
冒険心から高野豆腐のはじの方をかじってみたことがありましたが、固くて味もなく美味しくなかったです。
でもよく考えてみると高野豆腐は豆腐を乾燥させたものですよね。
それなら、栄養もありそうだし、そのまま食べてもいいようにも思えます。
実際のところはどうなのでしょうか?
ここで、高野豆腐の特徴とそのままで食べられるのか、愛犬に与えてもいいのかを調べてみました。
高野豆腐は加熱しないでそのまま食べても大丈夫!?
高野豆腐は豆腐を凍結してから低温熟成させた保存食です。
栄養価は高く100g当たり536calです。
たんぱく質やアミノ酸、ビタミン、良性の脂質が豊富に含まれているので生活習慣病の予防にも役立ちます。
しかも糖質は少なく腹持ちがいいので、ダイエットに向いていると話題にもなりました。
長期保存ができるのも強みですね。
「あっ、お肉を切らしちゃった!」という場合でも、高野豆腐があれば大丈夫。
水で戻してお肉の代わりに煮ると美味しいし、栄養も十分摂れるのが嬉しいですね。
それなら、煮る手間を省いてそのままで食べるのはどうでしょう?
私の経験からすると、「食べられないことはない。」となるのですが…。
高野豆腐を作っている食品会社も、食べられなくはないが、加熱を前提としているので、
お勧めしないと言っています。
遭難した人が革靴の皮も元は動物のたんぱく質だったのだから、と靴の皮を食べたという話がありました。
革靴を食べる人さえいるのなら、元々食品の高野豆腐をそのまま食べたとしても問題はないですよね。
ただし、食べたことのある人の話を総合すると、「美味しくなかった。」ということで、私の感想と同じでした。
水に戻さずに食べられるかということならば、こんな方法があります。
フライパンにオリーブ油大さじ1とマーガリン10gを入れて加熱し、高野豆腐の薄切りを20g入れ、きつね色になったら、砂糖大さじ1と塩少々で味付けすれば美味しいラスクになります。
やはり食事の一品にするなら、戻して煮物にするか、鍋物に入れるか、加熱する方がいいようですね。
犬に高野豆腐をそのまま食べさせるとしたら?
では愛犬用にはどうしますか?
乾燥した高野豆腐を与えることはできますが、あまり好まれないようです。
この辺は人間と同じなのですね。
しっかりと戻して、小さく切ってから、出汁で煮て食べさせるのがいいようです。
愛犬のためなら手間を惜しまないという人なら、豆乳100㏄を温めオリーブ油小さじ1、すりごま少々をよく混ぜます。
高野豆腐を戻して小さく切ったものを入れます。
味付けされた高野豆腐を160度に予熱したオーブンにのせ、約30分焼きます。
これでワンちゃんの大好きな高野豆腐ラスクが完成です。
愛犬用の高野豆腐のスナックというのも市販されています。
たんぱく質とカルシウムが豊富に含まれていて人気があります。
見た目はまさに高野豆腐の細切り状ですがしつけの時のご褒美として与えるのにピッタリでしょう。
まとめ
高野豆腐は豆腐を乾燥させたもので、栄養価は高く、健康的な食品です。
ただし、乾燥させてあるので、そのまま食べるのには向きません。
戻して焼くか煮るか加熱することが必要です。
愛犬に与えるにしても、戻して小さく切ってから、加熱して与えましょう。
せっかくの健康食品ですから、人も犬も美味しく食べて健康的な生活をしたいものですね。
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