普段タバコを吸われる方にとってはとても身近なものであるライター。
タバコを吸わない方にとっても花火やガスコンロの点火が上手くいかない場合など、火種が欲しい時にはライターが活躍します。
マッチとは違いゴミも出ませんし、何よりマッチだと擦る動作がいりますが、ライターは手に軽く力を入れるだけです。
そんなゴミの出ないライターもガスが切れてしまうとどうしようもありません。
ガスの補充できるライターであれば良いのですが、花火やちょっとした時に使いたいという場合わざわざそういった割高なものは買いません。
殆どの人は100円程で販売されている所謂「100円ライター」を使うかと思います。
コンビニや100円ショップ、スーパーなど何処にでも置いてある100円ライターは手軽に入手できるのですが、ガスの補充を行えないために再利用が出来ません。
改造をすれば出来ない事もないのですが、リスクが高すぎます。
最悪怪我をする危険性もありますので、100円ライターの利点は価格が安いことですから、無理に再利用をしようとせずに新しいものを買い直したほうが良いかもしれません。
100円ライターのガスの種類はなんというガス?
ガスの種類され分かれば再利用が出来るという人もいるかもしれません。
100円ライターのガスはブタンガスという種類のガスです
100円ライターのガスに限らず、多くのカセットコンロの燃料にも使われている種類のガスで、液化する温度が高いのが特徴です。
ブタンガスの沸点はマイナス0.5度と燃料に使われるガスの中ではとても沸点が高いのです。
水の沸点は100度ですから、ブタンガスの沸点マイナス0.5度は十分低く思えますが、家庭でも使われている都市ガスの沸点がマイナス161.6度であることと比べると沸点の高さが伺えます。
ブタンガスはライターやカセットコンロ等にも使われていることからとても身近なものなのですが、実はプロパンガスの中にも入っているのです。
家庭のガスコンロに使われていることを知ると、ますます身近なガスであることを実感できます。
しかし、身近なものでも危険性はありますのでご注意ください。
100円ライターのガスの成分は何?
100円ライターのガスはブタンガスという名前の通りブタンです。
都市ガスは成分がメタンであったり、プロバンガスはプロパンとブタンの混合であったりと、名前と成分が一致しないこともありますが、ブタンガスはブタンだけのことが一般的です。
前述のようにブタンガスは沸点がガスの中では高く、液化するために他のガスよりも冷やさなくても液化するのです。
とはいってもブタンの沸点はマイナス0.5度であり、普段使用する100円ライター等の温度よりもはるかに低い温度です。
ではなぜライターの中には液化しているブタンが入っているのかというと、圧力が関係しています。
ブタンだけに限った話ではなく、強い圧力をかければガスは液化することがあります。
つまり、簡単な作りに見える100円ライターの内部でもブタンは強い圧力で液化されているということです。
まとめ
以上のように簡素に見える100円ライターも様々な技術を基に作られているのです。
そのため自分で改造するためには専門的な知識が必要になります。
知識を持っていても、怪我をする危険性も十分に考えられます。
せっかく使えそうなライターを捨てるというのが嫌なのであればガスの補充が出来るように作られているライターを購入するほうが安全です。
どうしても改造をしてガスを補充するのであれば決して安易に出来ると考えることなく、十分に安全を考慮した上で行ってください。
分解時に破片で怪我をしないようにするのはもちろんのこと、可燃性ガスを扱うので火事にも注意を怠らないでください。
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