貧乏ゆすりをしている人は、他人に指摘されるまで気づかないことも多いですね。
ほとんどの場合において、無意識に癖の一つとしてやってしまうようです。
身体的な原因としては
下半身の鬱血(うっけつ)によって「膝(ひざ)を揺らし続けてしまうのだとか。
メンタル的な見方としては、フラストレーションが表に出る固着反応として考えられています。
今回の話題は、「貧乏ゆすりはなぜ目障りなのか?」と「注意の仕方」です。
貧乏ゆすりは見ていて気持ちの良いものではありませんよね。
隣の人の「貧乏ゆすり」がどうしても気になる人は、どうぞご覧ください。
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貧乏ゆすりはなぜ目障りなのか?
知識として貧乏ゆすりをする原因はわかっていても、貧乏ゆすりはなぜ目障りなのか?
たいていの場合は相手の表情を見ていても、普段の様子を見ていても、それほどストレスはなさそうに見えます。
わざとやっているのではないかと、疑いたくなるほど不快に感じるわけです。
しかし動きに対して、「目障り」というわけではなさそうです。
足を上下に動かすことそのものに、イライラするわけではないでしょう。
フラストレーションを軽減させるためにする無意味な動作。
この「固着反応」と呼ばれる「しぐさ」は他にもあります。
爪を噛む、頭をかきむしる、髪の毛をいじる、ボールペンを回す、どれも正面から見えると気持ちの良いものではありません。
こうした動きに目障りになるのは、マイナスの感情が伝わってくるからではないでしょうか。
自然な笑顔を見せられるとこちらも和んでしまうように、ムスッとした顔を見せられるとこちらも気分が悪くなるように、「貧乏ゆすり」からもマイナスの感情が伝染してくるのだと思われます。
これに「周りのことを気遣ってくれ!」という気持ちが重なると、目障りに思う気持ちは止まらなくなります。
「マナーを守れ!」と裁きたくなるのでしょうね。
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貧乏ゆすりをやめてほしい場合の注意の仕方
人に注意をするのはむずかしいものです。
声のかけ方の失敗すると、激しい口論になってしまいます。
注意するほうは今ひとつ余裕がありません。
感情的に起こりたくなるスイッチはいつでも入る状態ですから、少しでも言い返されたら危険です。
こちら(注意する側)の我慢が限界を超えて爆発してしまいます。
はじめに声をかけるときは、絶対に高圧的になってはいけません。
相手を「逆ギレ」させてしまうと収集がつかなくなります。
貧乏をゆすりしている人は、あなたに対して直接的に迷惑をかけたと思っていないことを肝に命じてください。
相手は、「あなたが自分の貧乏ゆすりを目障りに感じていること」には気づいていないのです。
貧乏ゆすりをやめてほしくて相手に声をかけるときは、「注意をする」のではなく「お願いをする」という姿勢に切り替えましょう。
とにかく「下手に出る」というのが重要です。
「すいません、ちょっと今、お時間いいですか」と声をかけて会話の着地点は、「こちらが仕事に集中できないから、協力してくれませんか」という感じ。
「貧乏ゆすり」という言葉は使わない。
「足が揺れている振動が気になるんですよね」と、なるべくネガティブな響きにならないようにしましょう。
顧客(お客様)対応をしているつもりで、コミュケーションを取ってみてください。

まとめ
貧乏ゆすりは、身体的な原因の場合とメンタル的な要因があるととされています。
本人にしてみれば、意識してコントロールできないことなのかもしれません。
見ている側が「相手の貧乏ゆすり」を目障りに感じるのは、相手のマイナス的な感情や意識を受け取ってしまうからだと思われます。
貧乏ゆすりをやめほしいと思うときは、「注意をする」のではなく「お願いをする」という姿勢に切り替えましょう。
「迷惑だ!やめろ!」という態度では、今度はこちらがマイナスのエネルギーを伝えてしまうことになります。
顧客(お客様)対応をしているつもりで、コミュケーションを取ってみてください。
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