もう冬も明けて、春になります。
春は緑が豊かになり、景色も綺麗で心が癒される季節です。
とはいえ、緑が豊かになることは必ずしもいい事とは限りません。
花粉や虫など様々な悩みが増える原因でもあり、多くの問題の一つには「庭の雑草」が挙がります。
雑草を一つ一つ鎌で刈っていたらとても大変ですし、どれくらい時間がかかるか分かったものではありません。
除草剤を撒くのが効率的な対処法ですが、除草剤も安いものではなく、毎年買うのは負担になります。
それに、わざわざ除草剤を買いにホームセンターに行くのも手間です。
実は、身近な物で草を枯らす事が出来るものがあります。
それは「サンポール」です。
これ、実際にサンポールを除草剤として道路も目地に撒いてみたけど、確かに効く。4倍でもOKっぽい。
問題は「サンポールの匂い」が撒き散らされる事w pic.twitter.com/oOvSB7EWjq
— おなかぷよぷよ@技術情報収集 (@tweetest8) May 21, 2019
こちらのツイートにもありますように、サンポール配合されている塩酸には植物を枯らす効果があります。
キッチンハイターは除草剤として使える?
キッチンハイターは漂白剤ですので、多くの汚れを落とします。
そのため植物にかければ除草剤のように使えるのではないかと思えます。
うちの親父はどこで聞き付けてきたのか、キッチンハイター撒いてるのよね…。
一応除草効果はあるみたいだけど…。— 大砲屋 (@Tai_hou_ya) June 8, 2018
確かにキッチンハイターを撒くことで除草効果があるという意見もあります。
しかし一方で、キッチンハイターを切り花に使うことで長持ちがするという切り花のテクニックもあります。
知ってる人も多いかと思うけど切り花のお水にキッチンハイターを少し入れると水の中の雑菌が増えないからそのままの水より長持ちする。お花屋さんが長持ちする液をつけてくれる場合もあるけどない場合に応用できて便利。これ昔ママに聞いた時、意外だったな。10日以上経っても元気です☺️💐✨ pic.twitter.com/tMeijER6eu
— にゃらほい (@nyarahoihoi) October 12, 2017
その為原液を撒く等、大量にキッチンハイターを消費することになってしまうかもしれません。
そして、何より怖いのは土壌汚染です。
キッチンハイターを大量に撒いてしまうと土が汚染されてしまい、取り返しのつかない事態になってしまいますのでご注意ください。
サンポールに含まれる塩酸で除草をする場合のデメリット
冒頭で紹介したサンポールでの除草には、気を付けたいことがあります。
それはキッチンハイターでの除草の際にも言いましたように、土壌を汚染してしまう事です。
塩酸で除草をすると、土に塩酸が残留してしまい、除去することが困難になってしまうのです。
それに、手近なもので除草をするのであれば、実は、塩を撒くだけでも十分効果があります。
塩害という言葉がありますように、塩分を含む風、「潮風」でさえも植物を枯らす事には十分な力があります。
そして、塩害という言葉の通り風で運ばれる塩分でも土壌を破壊してしまうのです。
塩を直接撒いてしまえばその効果は除草したい場所だけでは止まらず、土から塩が染みていき、広範囲に被害を及ぼしてしまいます。
サンポールに含まれるの塩酸が土に影響を及ぼすのは想像に難くありませんが、天然の物である塩も、土に対してとても大きなダメージを与えてしまいます。
身近で安価だからといって、塩を撒いて除草をするのは良くないでしょう。
まとめ
以上がサンポールや、その他除草に効果があるものの情報です。
サンポールやキッチンハイターのように家の中に常備されていやすい物での除草は手軽です。
特に、塩は食塩でも効果があるのですからとても簡単な物でしょう。
しかし、それらの代用品での除草は土壌に対して悪影響があります。
自分の土地だけで影響が止まれば問題はありませんが、地続きの場所には影響があるかもしれません。
隣の家でガーデニングをしていた場合、その花を枯らしてしまうかもしれないのです。
粉末状の根から吸収させるタイプの除草剤も、雨などで近所に流れてしまう危険性があります。
ラウンドアップという除草剤のように、グリホサートという成分で出来ている液体タイプの除草剤は地面に落ちた時には効果が無くなります。
その為近所に除草剤の成分が届いてしまうこともありません。
どのタイプの除草剤であっても土壌への残留に配慮がされています。
安易に代用品に頼らず除草剤を使うほうが、トラブルには繋がらないかと思います。
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