皆さんは犬と言えばどんな顔を想像するでしょうか?
人それぞれ意見は違うでしょうが、多くの人は鼻が長い犬を想像することでしょう。
犬の鼻の長さは大きく三つに分類されます。
長頭種、中頭種、そして短頭種。
おそらく多くの人が思い浮かべる犬の顔は中頭種のもので、多くの犬がその分類に含まれます。
ブルドックソースで有名なブルドックは短頭種で、とても特徴的な顔をしています。
そして、ブルドックとは体格が大きく違う小型犬である「パグ」も短頭種です。
短頭種の犬はいびきをかきやすいもので、パグもいびきをかくことがよくあります。
今回は何故パグはいびきをかきやすいのか、特別変わった病気ではないのかを解説します。
パグの子犬がいびきをかくのは何故?
犬はいびきをかく動物であると知らない人からすれば、パグがいびきをかくというのは衝撃的かもしれません。
しかし、いびきをかくのはパグ等の短頭種に限った話ではなく、どの犬種の犬にでもありえることなのです。
原因は様々な物で、まず第一に人間でもいびきの原因として挙げられる肥満があります。
とはいえ子犬の内に肥満になることもあまりないでしょうから、子犬のいびきに対して肥満の心配をする必要はないでしょう。
注意をしたいのは次のもので、パグのような短頭種は生まれつき鼻の穴が閉じかけている「鼻腔狭窄症」という状態になっていることがあります。
重度のものになると呼吸することが困難になってしまい、命に関わります。
そのため鼻の穴を観察して、なにかおかしいと感じた場合はすぐに獣医に診せることが必要でしょう。
その他にも様々な病気が原因でいびきをかくことがあります。
そしてその病気は殆どの物が短頭種がかかりやすいもので、毎日いびきがうるさいというのであれば獣医に診せましょう。
毎日ではなく、時折軽いいびきをかいていて、パグ自身も苦しそうにしていないのであれば経過観察をしても構わないかもしれません。
パグは元々いびきをかきやすいので、ある程度は気にかける必要はありますが、神経質にはなりすぎないようにしてください。
パグのいびきがうるさいときはどうすればいい?
軽いいびきでも夜眠る時には気になってしまう事もあります。
いびきがうるさいと思う事もあるかもしれません。
それとは逆に可愛らしいと思ってしまう事もあり、どちらの状況でも寝付きにくくなってしまうものです。
そんな時にどうすればいびきを止めてもらえるのか気になる物です。
寝ているところを刺激するのも気が引けるかもしれませんが、少し寝る体勢を変えるといびきも収まるかもしれません。
身体を無理に動かすことに抵抗があるのであれば、撫でてあげると良いでしょう。
軽く起きてしまうかもしれませんが、こちらが撫でていることに気が付き、寝る姿勢が変わるかもしれません。
そうすればいびきが収まることもありますので、無理に我慢していると寝不足になってしまいますし、パグに不満を抱いてしまうかもしれません。
そうならないためにも、いびきがうるさいなと感じた時には少し体勢を変えてあげましょう。
まとめ
パグは可愛らしい見た目をしており性格も大人しいものです。
躾などの手間があまりかからない性格で、飼いやすいという意見もあります。
しかしその独特の外見の為に繰り返された交配の影響で呼吸に関する病気にかかりやすいのです。
たかがいびきと思う事もあるかもしれませんが、突然死のリスクもあるのです。
神経質になりすぎて飼い主さんの健康を損なうことも良くない事ですが、あまり楽観的になることも良くありません。
適度にパグの呼吸を観察して、苦しそうにしていないか見てあげることが大切です。
もし不意に異常を感じた場合は情報を調べることも良いですが、獣医さんに診てもらうことが最善手と言えます。
日頃の健康チェックを行い、異常をいち早く察知できるようにしましょう。
そうすれば急に愛犬が居なくなってしまうことも防げますから。
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