ある探検家が言っていました。
「熱帯地方で果物を主食にしている人は、
体の臭いがフルーティで、隣に座ると快適です。」
「でも生肉を食べるエスキモーは体臭が強烈で、
狭い部屋に一緒にいるとたまらない!」
なるほど、人は食べるものによって体臭が変わるのですね。
私たちも「今日は夜の会合に行くから、ニンニクはやめておこう。」
なんて言いますよね。
でも特別なものをたくさん食べていないのに、
例えば体臭が納豆臭いということがありますね。
周りの人が不愉快になるだけでなく、
病気が原因のこともあるようですよ。
そうだとすれば、体臭が納豆臭い時の原因を確かめ、
対処方法を知りたいものですね。
体臭が納豆臭い!原因は何?
体臭が納豆臭い時は次のような原因が考えられます。
納豆をよく食べる
納豆は発酵食品で独特の臭いがありますね。
これをたくさん食べれば、口の中について臭いの元になります。
それに、納豆が消化・吸収されるときにも臭いが出ます。
納豆を食べた後、口の中がなんとなくねばつく、げっぷをすると納豆臭い気がする。
そんな時は要注意ですね。
歯みがきや、うがい、舌磨きなどを念入りにするのがいいですよ。
「納豆を食べていないのに納豆臭がする。」
これはちょっと困りますね。
汗の含まれているたんぱく質と脂肪をエサにして菌が繁殖して納豆のような臭いの原因になることがあるのですって。
わきの下や下半身、足の裏からも臭うことがあるみたいです。
とっても少ないですが魚臭症候群という病気の可能性もあるそうです。
でもほとんどの場合、次のようなお手入れをすれば体臭は軽減します。
汗をかいたらすぐに拭く。
お風呂に入って肌を清潔にする、殺菌効果のある石鹸を使うとなおいいですね。
まめに着替えて清潔な肌着を着る。
適切な対処法で納豆臭と決別したいものですね。
臭いでどんな病気がわかるの?
ある精神科のベテラン医師が言っていました。
「精神疾患がある患者さんには特有の体臭がある。その臭いをかぐと、病気かどうかわかることもあります。」
他でも体臭から病気かどうか、どの病気かわかるという話を聞いたことがありますが、これは本当です。
例えば、よく知られているのは次のような病気です。
糖尿病
甘い臭いがすることがあります。
糖尿病の初期には体から甘い臭いがするが、進行すると甘酸っぱい臭いに変わるのだそうです。
私の知人は糖尿病ですが、「体から甘い臭いがするので蚊に刺されやすい。」
とこぼしていますが当たっているようです。
胃腸障害
酸っぱい臭いや腐敗臭がすることがあります。
胃酸が出過ぎて酸っぱい臭いになる、食べたものが消化されずに胃の中にたまって腐敗臭の原因になるのですって。
腎臓疾患
尿を作る腎臓に腎炎などの病気があるとアンモニアの臭いがすることがあります。
便秘
ひどい便秘の場合、老廃物が増え過ぎて、体から便臭がすることがあります。
がん
がんにも特有な臭いがあることが知られています。
がん細胞が増殖するときに発生する化学物質の臭いではないかと考えられています。
余りきつい体臭がするときには、また体臭が変わったと思うときには注意が必要ですね。
まとめ
体臭がきついと本人も周りの人も困りますね。
納豆臭がするときには、
歯みがきやうがい、舌磨きなどをしてお口をきれいにしましょう。
納豆を食べていなくても納豆臭がするときには、
まずは清潔にすることが重要です。
体臭によっては特定の病気のこともあります。
体臭がきつくなったり、変わったりしたときには注意しましょう。
健康に注意して、毎日元気で過ごしたいものですね。
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