ドメストをステンレス等の金属に使ってもいい?

ちょっとした知恵

皆さんは「ドメスト」を知っていますか?

トイレ用の洗剤と言えばよくルックのCMがテレビで流れています。

サンポールのCMはあまり多く流れている印象はありませんが、有名なトイレ用洗剤です。

この二つの洗剤は酸性洗剤で、とても強力な汚れ落としの力があります。

特に尿石に対しての効果が期待できます。

しかし、トイレの黄ばみに対しては塩素系洗剤のほうがより効果的に掃除ができます。

そして、その塩素系洗剤が「ドメスト」です。

ドメストはトイレの他にもキッチンやお風呂等様々な場所に使うことが出来ると宣伝しています。

今回は、ドメストを知らないに使用する上で気を付けたい事を解説したいと思います。

最初にまず、ステンレス等の金属に使用する際の注意点について解説します。




ドメストをコンロやステンレスに使う時の注意点

ドメストは主に「次亜塩素酸ナトリウム」という成分で出来ています。

この成分は強アルカリ性の成分で、金属に対して使ってはいけません。

その理由は前述しましたように、金属を腐食させるために、錆びてしまうのです。

それは錆びにくいステンレスでも同じで、変色は避けられませんし、最悪の場合ステンレスであっても錆びてしまうのです。

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コンロの場合も同じで、金属製の物には使用してはいけません。

IHコンロのように表面がガラス素材であるなど、金属製でないのであればドメストを使用しても問題ありません。

その他キッチンで使うもので、ホーロー鍋やまな板のような金属製でないものはどれでもドメストを使っても問題はありません。

しかし、とても強力な薬剤ですので、換気とゴム手袋は忘れないようにしましょう。




ドメストの頻度はどれくらい?

ドメストはトイレに使用する場合、1週間に一度くらいの頻度で使用すると良いでしょう。

とはいっても使いすぎてトイレが痛むようなことはありませんから、汚れが気になるようであれば頻繁に使用しても良いでしょう。

逆に言えば普段から中性洗剤などでトイレを掃除している場合黄ばみや黒ずみなどの汚れも少ないかと思います。

そういった家庭であれば「ドメストを使わなければいけない」という事もありませんので、1週間に一度というのを守るために綺麗なトイレにわざわざ使う必要もないでしょう。

ドメストは塩素系の洗剤ですので、強い除菌効果を持っています。

公式サイトにも「除菌力99.99%」と記載があるほどです。

ですので、トイレの除菌を目的に頻繁に使用するのもいいかもしれません。

消臭効果も持っているので、とても便利な物です。

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まとめ

ドメストは金属に対して使うべきものではなく、使用頻度は個人の自由です。

そして最も大切な注意点があります。

これまで解説したものを忘れても構いませんが、今から述べる注意点だけは必ず忘れないで下さい。

ドメストは塩素系洗剤です。

中性洗剤であればほとんどの場合混ざってしまっても危険性は薄いものですが、それでも混ぜてはいけません。

しかし酸性洗剤、代表的な物では「サンポール」とは絶対に混ぜてはいけません。

塩素系洗剤は酸性洗剤と混ぜると有害なガスを発生させます。

そのガスの名前は「塩素ガス」といい、これまでにいくつもの命を奪っています。

第一次世界大戦で使用され、1万人以上の命を奪ったほどに危険なガスなのです。

それだけでなく、知らずに酸性洗剤と塩素系洗剤が混ざってしまい死亡してしまった事故もあります。

命にまで至らなくても後遺症が残ってしまうことがあります。

ですので、汚れが落ちそうだと思っても、絶対にサンポールとドメストを一緒に使わないでください。




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