世界には多種多様の犬がペットとして暮らしています。
国際的な犬の管理機関によると、おおよそ340ほどの犬種があり、日本ではそのうちの194種類の犬を登録しています。
その中で、今回はコーギーについてまとめてみました。
小型犬の中でも、明るく、社交的なイメージのあるコーギーですが、一部のユーザーからは「性格がきつい」「吠え癖がある」など、困った声も聞こえます。
本当にそうなのか、調べることにしました。
そして、次に吠え癖がある場合にどうすればよいかを調べてみました。
コーギーの性格が悪いって本当?
コーギーは通称で、本来の名前は「ウェルシュ・コーギー・ペンブローク」といいます。
しっぽが短く、毛の色は茶色で腹側が白、または茶色に黒が混ざっています。
耳が丸い個体もいます。
元々、コーギーのしっぽは長いのですが、牧羊犬にルーツがあるために、尻尾を切ることが多かったのです。
現在では、尻尾が邪魔になることはほとんどないため、あえてしっぽを切らない飼い主さんもいます。
コーギーの性格としては「社交的」「賢い」「勇敢」が挙げられています。
牧羊犬として人間と暮らしていたために、知能が高くなったのです。
賢さで言えば、犬の中ではトップクラスです。
牧羊犬としてきちんと躾けることができれば、牛や羊の誘導を笛の音を聞いて行えるほどです。
コーギーは10キロほどの小型犬に属しているのですが、自分より大型の動物である牛や羊を追いかけ回し、立ち向かうことが多かったため、勇敢である必要があったのです。
牧羊犬にルーツを持つ犬種がそうあるように、無尽蔵のスタミナも持っています。
運動神経もよく、大型犬に混ざってドッグコンテストにも出場できるほどです。
小型犬だからとお散歩を短くしてしまうと、ストレスになってしまう可能性もあります。
しかし、この勇敢さがあだとなり「性格がきつい」とレッテルを張られてしまうことになります。
なわばりを主張したがったり、番犬としての役目を果たそうとしたりする際に、性格がきつくなってしまったのです。
勇敢であるがゆえに、吠えたりかんだりしてしまうのです。
ですが、賢い犬種ですので、躾ければこれらの困った行動は軽減することができます。
コーギーが吠えるのはどうして?
吠え癖や噛み癖は、幼いうちに躾けておかないと大変なことになります。
吠え癖がついてしまうと、ご近所からの苦情になりますし、噛み癖がついて他人を噛んでしまうとそれこそ一大事です。
コーギーではありませんが、ご近所さんを噛んだ犬の飼い主に対して、数百万円の賠償金が発生した事件もあります。
吠え癖のしつけとしては、以下のトレーニングが効果的といわれています。
・要求されても一切答えない
犬が吠えるのは、人間の赤ちゃんと同様に「要求」であることがほとんどです。
要求吠えであるならば、一切答えないことです。
「静かにしたらおやつをあげる」など、静かにすることのメリットを繰り返し教えます。
吠え出したら、無視をするなど対策をしてください。
・十分な運動をさせる
コーギーは牧羊犬なので、他の小型犬よりも運動量が多いです。
遊び足りなりないと、ストレスから吠えてしまいます。
一日2回、1時間程度の散歩をします。
そんなに時間が取れない、という方は週末など、まとまった休みが取れるときにドッグランなどで思いっきり発散させてください。
・他の犬と関わりを持たせて社会性を身に着けさせる
生後4週間~13週間頃の社会性を学ぶ時の行動が重要になってきます。
家の周りを歩かせてみたり、多くの人や他の犬と関わりを持たせます。
コーギーは警戒心が強く、勇敢であるので怖い物や見慣れないものには果敢に吠え掛かります。
社会性を身に付けたコーギーであれば、余裕が生まれるため、吠えることは少なくなります。
犬のトレーニングは根気とテクニックが必要になるので、初心者の方はトレーニングがある程度終了している成犬を育てるか、専門のトレーナーに相談するなどした方がリスクが抑えられます。
まとめ
多くの犬が暮らしている中で、トラブルは起こり得ることです。
コーギーは勇敢であるがゆえに、吠えたり噛みついたりします。
そこから性格が悪いというレッテルを張られてしまいます。
しかし、賢い上に無邪気さも兼ね備えている犬種になっているので、しっかりとトレーニングを行えばリスクを抑えることができます。
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