急に何もしたくなくなって、ずっと寝てたい、って思うことってありますよね。
学校に行きたくない、会社に行きたくない、って心が疲れてたらみんな思うことです。
しかし、こういうことが慢性的になってしまうとちょっと黄色信号かも。
こういう時の原因や対処法を知ってるだけでも、ずいぶん気持ちが楽になったりします。
まずは知ることですよね。
何もしたくない! ずっと寝ていたい!大学生や社会人
大学生というのは心の病を抱えやすい年頃です。
大学生活というのは小、中、高という学校生活に比べてとても自由です。
自由ですが、大人の人間関係も増えてきてストレスも増えて来ます。
社会人にもなれば環境も大きく変わってしまうので、社会人になることへの心の準備が乏しい人にとっては、新しい環境でのストレスも大きくなる事でしょう。
大学生や社会人が「何もしたくない。ずっと寝てたい」という症状の原因は?
新しい環境に変わったばかりの大学1年生や、就職が近くなってくる大学4年生、新入社員などは新しい環境への不安感や思った会社へ就職ができるのか、という不安感などからがストレスとなって、「何もしなくない」っていう状況に追い込まれてしまうようです。
何もしたくない、ずっと寝てない、人に会いたくない、学校に行きたくない、会社に行きたくない、っていう状態になってしまい、自宅に籠もってしまう人も多いとのこと。
こういう状況になってしまうと、うつ病を疑ってしまいがちですが、多くの場合は適応障害とのこと。
適応障害はストレスが軽減してくると多くの場合は回復していきます。
しかし、うつ病になってしまうと薬物治療が必要になり治療も長引いてきます。
大学生や社会人が「何もしたくない。ずっと寝てたい」という症状の対処法は
・「誰かに相談する」こと。
信頼できる友人や先輩でも良いですし、自分が身を委ねられる相手に相談することです。
その時々の悩みがあれば聞いてもらうと、気持ちもだいぶ楽になって、少しずつ行動的な生活に改善することもあります。
もしも誰かに相談して何も解決出来なかったとしても、人と話すことで気づきを得ることもあったり、「何もしたくない、ずっと寝てたい」という無気力状態から抜け出るヒントに気づくこともあります。
しんどいながらも、無理のない程度で人と接っすることも大切です。
・「何もしない」
「何もしない」というのも一つの対処法です。
現代人は情報過多です。
スマホを持っていれば、どこにいてもいろんな情報を得る事が出来ます。
ポジティブな情報もネガティブな情報も。
意外にポジティブな情報以上にネガティブな情報に囚われてる方も多いと聞きます。
ネットは便利ですが、情報過多になってしまうとストレスの原因になってしまって、脳みそがフリーズして無気力になってしまいます。
思い切って情報を遮断して「何もしない」を実践すると気持ちも楽になります。
「何もしたくない、ずっと寝てたい」という気持ちをなんとかしたいのに、「何もしない」ってなんだかおかしいですが、「何もしたくない、ずっと寝てたい」という症状の原因の多くがストレスです。
とにかく、思いっきり自分を甘やかして、心の療養を心がけましょう。
・「体を動かす」
体を動かすことは心のリフレッシュになります。
いきなりの激しい運動は避けて、軽いウォーキングやランニング、山道を散策などが良いですね。
自分の好きな街を歩くのも良いです。
激しい運動を避けたほうが良い理由に、すでにストレスで心が疲れてる状態なのに激しい運動からの体の疲労も重なってしまうと、後々大きな反動があることもあり逆効果になることもあるようです。
心にストレスを貯めやすい人って真面目な頑張り屋さんが多いので、頑張りすぎて自分をいじめるような運動をしてしまう人もいます。
日々の生活の中で「適当に力を抜く」こともメンタルを保つのに大切なことなので、ほどほどな運動を心がけましょう。
・「笑う」
コメディ映画やお笑い番組などを見たりして、笑うことも良いですね。
笑うことで副交感神経へのスイッチが切り替わり、自律神経が整います。
笑ったフリするだけでも、効果があるそうです。
人が見てるところでわけもなく笑ってしまうと頭がおかしくなったと思われてしまうので、誰も見てないところでやって下さい(笑)。
もしも、「何もしたくない、ずっと寝てたい」という症状がなかなか抜けなくても、自分を責めないようにしましょう。
そういう時は、自分の心が疲れてしまってることを忘れないように。
疲れてるということは、休まないといけません。
「何もしたくない ずっと寝ていたい」がうつ病になってしまったら
「誰かに相談する」、「何もしない」、「体を動かす」、「笑う」といった対処法をしばらく意識的に行っても何も改善しない時は、無理せずに心療内科を受診することも重要かと思います。
適応障害の場合は少しずつ回復して行ったとしても、うつ病にまで進行してしまった場合は治療が必要になってくるので、一人で悩まずに医師の指示の元で休養されることをおすすめします。
心療内科を受診することは恥ずかしいことではありません。
こういう時のために心療内科があるのですから、風邪を引いたら内科に行くのと同じような感覚で受診されたら良いですね。
まとめ
人生の間でストレスが大きくのしかかってくる時期の多くは、事前にある程度は予測できます。
それは新しい環境に変わった時です。
高校から大学、大学から社会人という時期ですね。
社会人になっても困難な仕事に直面した時、仕事で失敗した時なども多大なストレスにさらされます。
みんながみんな鋼のメンタルを持ってるわけではないので、賢く未来を予測して、事前に心の準備をしているだけでも、ストレを極力軽減できるものです。
今ではネットで何でも調べられる時代です。
自分の心に何かしら不調を感じたら、ネットで調べてその原因を探る事もできますし、知ることでストレスの軽減につながる事もあります。
心の不調を感じたらゆっくり休養を取る。
そして、なかなか改善が見られなかったら、無理せずに心療内科に通うことでしょうか。
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