犬はとても可愛い生き物で、撫でているだけで癒されるものですが、撫でられることを喜んでくれていると嬉しくなり、より一層心が癒されます。
そういった犬のイタズラはどうしても強く怒ることはできず、ついナアナアで済ませてしまうという人も居るでしょう。
例えばそのようなイタズラが物を動かすだけのようなものであれば犬に対して危険は少ないかもしれません。
しかし中にはカーペットをむしったり、むしるだけでは済まずに食べることまでしたりと犬にとって危険なイタズラをしてしまう事もあります。
カーペットが壊れてしまうだけならば買い直せばいいと思う人は居るでしょうか。
もしそう考えているならば、少しその考えを変えなければならないかもしれません。
何故ならカーペットをむしることや、食べることは人間が困るだけでなく、犬に対しても危険性あるのです。
犬がカーペットをむしることはどのような危険性があるのか
犬がカーペットをむしることは犬にとっても危険な行為です。
むしった繊維をそこら中にまき散らしているだけであれば危険性は低いかもしれません。
しかしそのような場合でもカーペットを飲み込んでしまう危険性はあります。
カーペットを飲み込んでしまえば喉を詰まらせて窒息してしまいます。

カーペットの切れ端などが口から出ていれば引っ張り出すことも不可能ではありません。
逆に、口からカーペットがはみ出していない場合は背中を叩くなどしか対処法がありません。
喉が詰まらなくても腸が詰まってしまう事もあります。
カーペットなどの繊維をむしることにはそのような大きな危険性があるので見かけ次第必ず叱りましょう。
カーペットをむしらないように躾をするのも良いでしょう。
カーペットを食べる犬にはどうすればいい?
犬は多くの場合、躾をすることで飼い主にとって利益となる行動をとってくれます。
また、飼い主の不利益となる行動を抑制することも出来ます。
しかしそれにも例外があり、どうしてもやめられないこともあります。
そういった犬にはより厳しく躾をしても効果が無いことが考えられます。
効果が無いのにもかかわらず無理に躾をしようとすれば犬にとって負担になりますし、飼い主も大きなストレスを感じることでしょう。
どれだけ躾をしてもカーペットを食べるようであれば、むしることも出来ないようなカーペットを使用すると良いでしょう。
なるべく毛のみじかい硬めのカーペットであればむしりにくく、食べることもないでしょう。
タイルカーペットのような簡単に剥がせるカーペットは犬からしても簡単に剥がし、食べることが出来るため避けるべきです。
また、クッション性のある柔らかいものもかじりやすいため適していません。

まとめ
犬の行動はどれも可愛らしく、見守っていたくなります。
しかしどの行動も全て受け入れることは出来ません。
吠え癖なども自分にとって迷惑にならないと思っていても他人に迷惑をかけてしまうこともあります。
拾い食いをする癖があれば身体に悪いものでも構わず食べてしまう危険性があります。
可愛ければ相応に厳しく接する必要があります。
犬が良い行動をとったときは思いっきり褒めてあげて、悪い行動をしたときはしっかり叱る必要があります。
犬からしてみれば信頼のできる人が近くに居ることはとても幸せなものです。
常に甘やかしていては犬に信頼してもらうことは出来ません。
例え甘やかしてあげたくても、時に厳しくすることは犬からしても必要な事ですから、一時的に心を鬼にすることが大切です。
叱ってから少し間を開けて、優しく撫でてあげれば犬も落ち込みすぎることはありません。
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