人工ミルクが多く出回るようになりましたが、やはり母乳の効果は侮れません。
また、搾乳機が手軽に手に入るようになってからは、自身で搾乳した後保存しておくお母さんも増えてきました。
赤ちゃんにとっても栄養が高く、その後の発育にも関係しているため、母乳は欠かせません。
今回は、そんな搾乳した後の母乳の取り扱いについて調べてみました。
「搾乳したいけれど、持ち運ぶ方法はあるのかな」と心配する人はぜひご覧ください。
冷凍母乳を解凍する場所は外出先にある?
搾乳した後に冷凍したい場合、搾乳した直後の物を使ってください。
完全に冷凍することができれば最大9カ月間保管することができます。
母乳の長期保管ができるので、その間中にもし災害などでミルクの供給が断たれてしまっても、大丈夫です。
外出先でミルクを与えなければならなくなった時にも、あらかじめ搾乳しておいたものがあれば安心です。
赤ちゃんの駅などがスーパーなどに設けられている場合がありますが、その施設が十全でない場合もあります。
外出先で、母乳を解凍する際は必ず温かいお湯につけて解凍してください。
母乳の成分が分解されてしまうため、電子レンジで解凍してはいけません。
熱湯で解凍するのも同様の理由からしてはいけません。
常温に戻した母乳は、二時間以内に赤ちゃんに与えてください。
それ以上たったものは、必ず廃棄しないと雑菌が繁殖してしまいます。
もちろん、再冷凍は控えましょう。
ボトルウォーマーを使った温めることができます。
ボトルウォーマーは種類によって変わりますが、おおよそ5000~6000円の間で入手することができます。
USBを使ったもので、手軽なものだと1500円ほどでも買えます。
温めた後の母乳は、成分が分離してしまっているので、必ずよく振ってから与えてください。
冷凍母乳を保育園に持っていける?
母乳を保育施設に持っていくこともあります。
しかし、とてもデリケートなものなので、取り扱っている保育園はまだまだ少数です。
必ず、保育園の指示に従ってください。
その場合は、必ず温度が一定になるようなバッグに入れて持ち運んでください。
そうしなければ、母乳の成分が変わってしまうからです。
少し前までは、扱いが難しいからと母乳の持ち込みを禁止している保育園が多かったのですが、少しずつ増えつつあります。
また、企業側もワーキングママの応援のために、搾乳や授乳のための一時帰社を認めるようになりました。
これを利用しているママもいます。
我が子と触れ合える折角の機会ですので、利用できるものは利用しましょう。
まとめ
母乳に対する意識がまた変わりつつあるように感じられました。
大きな災害が起こるたびに、人工ミルクの不足を訴えるママが出てきていました。
また、ミルクは必ず70度前後の温かさをキープしなければならないため、負担となっている人も少なくありません。
搾乳という考え方も、そこから生まれているように思えました。
確かに、母乳を長期保存することができれば、負担を減らすことができます。
冷凍した際の保管期間は最大で9か月にもなります。
9か月といえば、そろそろ赤ちゃんが母乳から離乳食に変わろうかという時期にさしかかります。
それほどまで長く保存できるのはありがたいと思います。
ボトルウォーマーを使えば、温かさを一定に保ったまま赤ちゃんに与えることができます。
また、難しい温度調整もすぐにしてくれます。
新米ママや、ワーキングママの大きな味方となるでしょう。
保育園に母乳を持っていくことができるようになっています。
預かる規定などは各保育園によって違いますが、受け入れる体制はできつつあります。
コメント
[…] 冷凍母乳の持ち運び 解凍を外出の保育園などで行うには?人工ミルクが多く出回るようになりましたが、やはり母乳の効果は侮れません。 また、搾乳機が手軽に手に入るようになって […]